拒食症の2つタイプと栄養療法

医学用語で神経性食欲不振症と呼ばれる病気は拒食症です。拒食症は次の2つのタイプに分かれます。

拒食症は制限型とむちゃ食い・排出型の2つに分類できます。

・制限型=食べないことを徹底する、食べ物を口に入れることを極端に制限するタイプ

・むちゃ食い・排出型=むちゃ食い(過食)をした後に、自分で嘔吐したり、下剤を使って排出することで、低体重を維持しているタイプ

一般的に拒食症というと、制限型をイメージすると思いますが、むちゃ食い・排泄型も拒食症に含まれるのです。むちゃ食い・排泄型は一般的に「過食嘔吐」と言われる状態です。

つまり、拒食症はただ単に「食べない」という病気ではないのです。

拒食症は体重がドンドン減少しているにも関わらず、「まだ自分は太っている、もっと痩せなくてはいけない、太ってしまうかもしれない」と思い込んで、不食や過食嘔吐を繰り返すようになるのです。

拒食症の栄養療法

拒食症の人は、まずは少しずつ食べることから始めなければいけません。拒食症の人が食べるようになるためには工夫が必要です。

・食べないことのリスクを明確にする

・カロリーがハッキリ表示されているものを選ぶ

・食事を記録する

拒食症の人は体重が増えることに恐怖を抱いていますが、体重を増やさないとどんなリスクがあるのか、食べないことでどんなことが起きるのかを、明確に示してあげる必要があります。

食べないと不整脈が起こる、肌がボロボロになる、体力が落ちてやりたいことができなくなる、最悪の場合はこんな苦しい治療をしなければいけない等のリスクをきちんと具体的に示してあげましょう。

また、太ることに恐怖を持っている人のために、カロリーがハッキリ表示されているものを選んでください。カロリーが明確にされていれば、「これを食べると、どのくらいのエネルギーを摂取するのか」がハッキリわかりますので、「このくらいなら大丈夫かな」と食べやすくなるのです。

そして、拒食症の人は食事を記録しましょう。何をどのくらい食べたかを記録することで、それを食べても太らなかったという証拠になります。拒食症の人は「何を食べても太る」と信じ込んでいますので、食事を記録しておくことはとても有効なのです。

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